お金に困っているときに便利なサービスが先払い買取です。しかし、中には商品を買ったのにお金が振り込まれない、金額が表示されていたものと違うなどのトラブルが多いのも事実。そこでここでは、先払い買取はそもそも違法なのか、詐欺に合わないためにはどんなポイントを意識すべきなのか解説します。
先払い買取って違法なの?
先払い買取とは、ECなどに掲載されている商品を購入し、購入が確認出来次第購入費用分のうちの何割かが業者から振り込まれるサービスを言います。このサービス自体は実は違法ではありません。
先払い買取が違法となるケースとは
先払い買取が違法となるケースは、利用者に商品を購入させ、キャンセルをした際に高額なキャンセル費用を請求するケースです。この場合キャンセル費用は利息として扱われ、貸金業者として登録されていない業者が勝手に他人にお金を貸して利息を得る事業を行うのは違法行為とみなされます。
違法業者の利息ってどれくらいなの?
それではどれくらいの利息が違法に当たるのでしょうか。貸金業を営むときは、利息制限法という法律に従った適正な利息でお金を課さなければいけません。利息の割合は、10万円未満だと20%、10万円以上100万円未満だと18%、100万円以上だと15%、これ以上の利息を課すと違法と判断されます。先払い買取の場合10万円以内の少額であるケースが多いので、20%以上の利息を課されたら疑うのが良いでしょう。
安全な業者を見極める方法は?
もちろん先払い買取サービスの中には法律に則って運営されているサービスもたくさんあります。それでは、安全に利用できる業者と違法業者を見極めるポイントを紹介します。
大手を選べば基本安心
やはり利用者が多く知名度のあるサービスは、安全に利用できるからこそ利用者が多く、サービスの口コミも広がっています。したがって、基本的に多くのサイトで紹介されているような有名なサービスを選んでおけば安心でしょう。色々なサービスを比較していくと、知名度のないサービスのほうが手数料が低いということもあるかもしれません。しかしこの場合、振り込まれるお金が異常に少ないなどトラブルに繋がるので、多少手数料が高くても有名なサービスを選ぶのが安全です。
公安委員会の許可を受けている
貸金業を営むには公安委員会からの許可が必要です。そのため、健全に運営されている業者は公安委員会からの許可暗号や企業名などをサイトで公表しています。これらの記載がない業者の大半は違法業者なので、必ず記載のある業者を利用しましょう。